リストボックス その1

 ■リストボックス


リストボックスは、タテ一列に項目が表示されたリストです(そのまんま…)。キーボードでは、上下矢印キーで移動しながら項目を選択します。

一般には「リストビュー」と呼ばれる部品ですが、プロデルでは、「リストボックス」と「リストビュー」という二つのリスト部品が用意されていて、目的に応じて使い分けるようになっています。


「リストボックス」と「リストビュー」の違いは、簡単に言うと、表示する見出しの数の違いです。リストボックスは見出しが一つだけ、リストビューは見出しが複数になります。

見出しというのは、たとえば Explorer(詳細表示)のファイル / フォルダの一覧の上に表示されている 名前・サイズ・更新日時などのことで、カラムと呼ばれています。

※正確に言うと、リストボックスには見出しはありませんが、とりあえず雰囲気で…。


■プラグイン


これまで紹介してきた部品、ラベル・ボタン・テキスト・テキスト領域・選択リストは、「基本ウィンドウ部品」と呼ばれ、プロデル本体だけで動作しますが、リストボックスとリストビューは、「応用ウィンドウ部品」と呼ばれるグループに属していて、「プラグイン」という外部プログラムを使わないと動きません。

このプラグインは、プロデルのインストールフォルダの中の「Plugins」というフォルダに格納されていて、必要に応じて呼び出して使うようになっています。


■プログラムの例


※注:リファレンスに記載されている実行例だと、なぜか「削除する」手順が動作しないため、その部分を書き替えてあります。


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「Produire.WinControl.dll」を利用する

ウィンドウ1を表示する

待機する


ウィンドウ1とは

ウィンドウを継承する


はじめの手順

初期化する

終わり


初期化する手順

ーーこの手順は自動生成されたものです。編集しないでください

この内部領域大きさを{213、256}に変える

この内容を「会員名簿」に変える


ラベル1というラベルを作る

その内容を「会員一覧」に変える

その位置と大きさを{13、12、39、12}に変える


リストボックス1というリストボックスを作る

その位置と大きさを{13、27、100、211}に変える


ラベル2というラベルを作る

その内容を「追加する名前」に変える

その位置と大きさを{125、12、39、12}に変える


テキスト1というテキストを作る

その位置と大きさを{125、25、75、19}に変える


追加ボタンというボタンを作る

その内容を「追加」に変える

その位置と大きさを{125、53、75、23}に変える


削除ボタンというボタンを作る

その内容を「削除」に変える

その位置と大きさを{125、82、75、23}に変える


閉じるボタンというボタンを作る

その内容を「閉じる」に変える

その位置と大きさを{125、214、75、23}に変える


終わり


ーー追加の手順

追加ボタンがクリックされた時の手順

内容は、テキスト1の内容

リストボックス1に、内容を追加する

テキスト1をクリアする

終わり


ーー削除の手順

削除ボタンがクリックされた時の手順

配列は、リストボックス1の一覧

個数は、リストボックス1の個数

値Aは、リストボックス1の番号

もし、値Aが「0」なら

「項目を選択してから操作して下さい。」を表示する

でないなら

リストボックス1をクリアする

結果は、配列の[値A]番目を消したもの

結果をリストボックス1に追加する

もし終わり

終わり


ーーウィンドウを閉じる手順

閉じるボタンがクリックされた時の手順

ウィンドウ1を閉じる

終わり


終わり

────────────────────


プログラムがけっこう長いため、説明は次回ということで。


■参考


リファレンス > ウィンドウ部品集 > リストボックス 

http://rdr.utopiat.net/docs/reference/wincontrol/list.htm


プラグインについて 

http://rdr.utopiat.net/docs/reference/plugin.htm


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