テキスト領域 その1

 ■テキスト領域 その1


複数行の文字列を入力することの出来る部品です。Windowsの「メモ帳」の編集領域と同等の機能を持っています(*1)。

なお、機能や設定・手順などの多くは、「テキスト」部品から引き継がれていますので、そちらのリファレンスも合わせて参照して下さい。

また、テキスト領域を使ったアプリケーションのサンプルが、「メモ帳」という名前で収録されていますので、そちらも参考にどうぞ(標準的なインストール先なら "C:\Program Files\Produire\サンプル\アプリ\メモ帳.rdr")。


■プログラムの例


──────────────────────────────

ウィンドウ1を表示する

待機する


ウィンドウ1とは

ウィンドウを継承する


はじめの手順

初期化する

終わり


初期化する手順

ーーこの手順は自動生成されたものです。編集しないでください

この内部領域大きさを{298、271}に変える

この内容を「ウィンドウ1」に変える

このドラッグドロップを○に変える


ラベル1というラベルを作る

その内容を「テキスト欄」に変える

その位置と大きさを{13、13、39、12}に変える


テキスト領域1というテキスト領域を作る

その位置と大きさを{12、28、274、193}に変える

その折り返しを○に変える


ボタン1というボタンを作る

その内容を「ボタン1」に変える

その位置と大きさを{68、236、75、23}に変える


ボタン2というボタンを作る

その内容を「ボタン2」に変える

その位置と大きさを{149、236、75、23}に変える


終わり


ボタン1がクリックされた時の手順

ーーここに 実行させたい命令文を書きます

ーー例:テキスト欄の内容を表示する

終わり


ボタン2がクリックされた時の手順

ーーここに 実行させたい命令文を書きます

ーー例:ウィンドウ1を閉じる

終わり


終わり

──────────────────────────────


■上のプログラムの説明


テキスト領域だけでは、いろいろな手順を作っていくことが出来ないので、ボタンを2個 配置しました。


また、「ラベル」という部品が出て来ます。これは、「スタティックテキスト」とも呼ばれ、ウィンドウ上に表示される文字を、これで指定することが出来ます。

そして、このプログラムの例のように、テキスト領域の前に配置すると、その部品=テキスト領域の(音声ガイドによる)説明に使うことが出来ます。

テキスト領域の他に、テキスト・リストボックス・リストビュー・ツリービューなど、多くの部品の(音声ガイドによる)説明として使えます。ただし、部品の種類によっては機能しない場合もあります。


ラベル1というラベルを作る

ーーラベルを作成(配置)します。


その内容を「テキスト欄」に変える

ーー表示させる文字列を指定します。

ーーウィンドウからはみ出さない範囲であれば、長い文字列も指定出来ます。


その位置と大きさを{13、13、39、12}に変える

ーー後半の、大きさの数値 39、12 は、普通は変更する必要はありません。

ーーウィンドウからはみ出さない範囲であれば、自動的に調節されます。


テキスト領域1というテキスト領域を作る

ーー「テキスト領域1」という名前のテキスト領域の部品を作成します。

ーー名前は任意の名前を付けることが出来ます。

ーー例:メッセージ欄というテキスト領域を作る


その位置と大きさを{12、28、274、193}に変える

ーーテキスト領域を配置する位置と大きさを指定します。

ーーウィンドウの大きさに合わせて、テキスト領域の大きさも変更出来ます。


その折り返しを○に変える

ーー「折り返し」は、右端で折り返して表示するかどうかの設定項目です。

ーー○に変える … 折り返して表示する

ーー×に変える(または何も指定しない) … 折り返して表示しない。


*1:範囲選択・全て選択・コピー・切り取り・元に戻す(undo)

などの機能が備わっています(ただし undo は1回だけ)。


■テキスト領域のコンテキストメニュー


テキスト領域にフォーカスが当たっている時に、Applicationキーを押すと、コンテキストメニューが開きます。これは、元に戻す・切り取り・コピー…などの項目が並んでいる、Windows標準のテキストボックスのコンテキストメニューと同じものです。


■参考


リファレンス > 基本ウィンドウ部品 > テキスト領域

http://rdr.utopiat.net/docs/reference/core/control/btextbox.htm


リファレンス > 基本ウィンドウ部品 > テキスト

http://rdr.utopiat.net/docs/reference/core/control/textbox.htm


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