■アクセシブルな開発環境「日本語プログラミング言語・プロデル」の紹介

                                    こんにちは。yanikunです。                
このページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
このブログでは、日本語プログラミング言語「プロデル」について書いていきます。…と言っても、私が「プロデル」を完全にマスターしているわけではありません。まだまだ勉強中で、わからないことの方が多いくらいです。
それでもこの無謀な試みを決行するのは、プログラム作りの面白さを、より多くの音声ユーザーの皆さんに知ってほしいと思ったからです。

プログラム作りの目的は、もちろん 自分で自分の欲しい機能を持ったプログラムを作ることです。特に音声ユーザーの場合は、音声とキーボードで操作できるのが必須条件となりますから、使えるソフトの数や種類が大きく限定されてしまいます。
インターネットで検索して、自分の目的にぴったりのソフトを見つけたが、いざダウンロードして使おうと思ったら、全く音声が出ず、キーボードでの操作も出来ない、という悔しい経験は、多くの音声ユーザーがお持ちだと思います。

プログラム作りのもう一つの効用は、プログラムというものがどんな仕組みで動いているのか、そして OS(Windows)とプログラムの関係が どうなっているのか、などがだんだんわかってくることです。これは、他のプログラムを使う時にも役に立ちます。

さて、能書きはこのくらいにして、ここで「プロデル」の特長を挙げていきます。

1.日本語でプログラムが書ける。

このページを開いた人の中には、これまでプログラム作りに挑戦し、途中で挫折してしまった経験をお持ちの人も少なくないと思います。
挫折の原因はいろいろあるでしょうが、ひとつにはプログラムが英語(アルファベット)で書かなければいけないということも挙げられると思います(← はい それは私です)。

プログラムで使われる言葉(文字)は、もちろん意味があって使われているわけですが、最初のうちは、訳のわからない横文字の羅列に面食らってしまうことでしょう。
その点「プロデル」は、命令や変数などプログラムの用語が、普段使っている日本語に近い言葉で記述するようになっているため、はじめから意味を理解しながらプログラムを書くことが出来ます。
また、音声ユーザーの場合は、目視で文字を確認することが難しいため、ひと文字ずつカーソルを動かして確認することが必要になります。その点でも、日本語の方がすんなりと頭に入ってきます。

2.編集領域が完全に音声化される。

プログラミングに使われるエディタ(スクリプトエディタ)は、音声で使うことが難しいものが多いのですが、プロデルのエディタ部分は、Microsoftの「WordPad」などと同じ「リッチテキスト形式」なので、そうしたエディタと同じレベルで音声化されます。

3.作成したプログラムが 音声とキーボードで操作可能。

「プロデル」で作成したプログラムのウィンドウは、ほとんどが音声化され、ボタンやテキストボックスなどの部品も、ほとんどがキーボードで操作可能です(一部に音声とキーボードで操作できないもの有り)。
また、プログラムから出力されるメッセージ(ダイアログボックス)や、プログラムにエラーが発生した時のメッセージも音声で確認することが出来ます。
特に 最初のウチは、ウィンドウを作らず メッセージボックスで結果を確認しながら勉強を進めていくことが多いため、メッセージボックスが音声化されることの意味は大きい
と言えます。

■対応する動作環境

「プロデル」の対応動作環境について、公式サイトから一部を引用しながら説明します。

対応するWindows:
Windows 7/Vista/XP/2000/Me/98/2008 Server/2003 Server の各エディション

必要なソフトウェア:
.NET Framework 2.0 (3.0および3.5を含む)
Mozilla Firefox, Google ChromeなどのWebブラウザの最新版、かつ、Windows Internet Explorer 8.0以上
※筆者中:最初のうちは、 Firefox や Chrome は特に必要ありません。ただし Internet Explorer 8.0 以上は必須です。

Windows Vista以降には、.NET Framework 2.0以上が組み込まれているため、インストールする必要はありません。
※筆者中:現在のWindowsXPには、ほとんどの場合.NET Framework はインストールされていると思いますが、確認するには、コントロールパネル → プログラムの追加と削除 を開き、その中に Microsoft .NET Framework 2.0 以上の項目があるかどうかを見て下さい。
もし、そうした項目が無い場合は、下記のリンクからダウンロードして、インストールして下さい。
.NET Framework 2.0は、こちらからダウンロードできます。
 ↓
http://rdr.utopiat.net/files/runtime/runtime.html

■「プロデル」の入手とインストール

まず最初に「プロデル」のソフトウェアをインストールします。

公式サイト:日本語プログラミング言語「プロデル」
http://rdr.utopiat.net/index.html

にアクセスして、次の所からダウンロードしてインストールします。最初にインストールする場合は、インストーラ付きが推奨されています。

プロデル バージョン 0.7.xxx (※ xxx はバージョンの数字)
プロデル (インストーラ付き)のダウンロード(2.9MB)
プロデル (zip形式)のダウンロード(2.9MB)

インストーラは、普通のアプリケーションのインストールウィザードと同じ作りになっていますので、画面の指示に従って進めて下さい(ほとんど音声化されます)。

参考:日本語プログラミング言語「プロデル」 インストール方法
http://rdr.utopiat.net/docs/manual/index.htm

※現時点(2012年4月)でプロデルは、0.7系統と 0.8系統の二つが存在します。0.8系統は、書式が厳格かされた新しいバージョンです。とりあえず、あまり厳密に書かなくても動作する 0.7系統の方が使いやすいのではないかと思います。また、0.8系統はベータ版の状態なので、0.7系統の方が安定していると言えます。
ただし、これからは 0.8系統に移行していくと思われますので、最初から 0.8系統を使った方がいいという考え方もあります。実は私も判断に迷っています。
とりあえず、0.7系統のものを使って勉強しながら、徐々に 0.8系統に移行していく…という方法をおすすめいたします。

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