ウィンドウ

 ■とりあえず 何も無いウィンドウを作る


最初に、GUIの基本、あるいは土台となるウィンドウを作成します。ボタンやテキスト・リストビューなどの部品を、そのままデスクトップの画面上に ポンと置くことは出来ませんので。


リファレンスの「ウィンドウ」の項目(基本機能 の中にあります)には、次のような実行例が挙げられています。

── と ── の間の文がプログラムになります。


────────────────

窓というウィンドウを作る

窓へOKボタンというボタンを作る

その内容を「OK」に変える

窓を表示する

待機する

────────────────


もちろん、この書き方でもきちんとウィンドウは作成され、続けて手順を書いていけば動作します。簡単なプログラムなら、この書き方でもOKなのですが、この先 もう少し複雑なプログラム作りに挑戦していく時に、この書き方だと困る場面が出てきます。


そこで、プロデルでウィンドウを作成する時の、基本的なプログラムを、下に掲載します。

これをファイルに保存しておいて、ウィンドウを作成する時に使って下さい。

※後の説明の都合上、コメント文字を // にしてあります。


──────────────────────────────

ウィンドウ1を表示する

待機する


ウィンドウ1とは

ウィンドウを継承する


はじめの手順

初期化する

終わり


初期化する手順

//この手順は自動生成されたものです。編集しないでください

この内部領域大きさを{292、271}に変える

この内容を「ウィンドウ1」に変える


終わり


終わり

──────────────────────────────


このプログラムをデザイナに貼り付けて実行してみて下さい。何も無いウィンドウが作成され、画面上に表示されます。

PC-Talkerでは、Ctrlキー+Altキー+2 の起動中のアプリケーション読み で確認することが出来ます。


■プログラムの説明


ウィンドウの作成と表示の手順について、プログラムに沿って、簡単に説明していきます。

行頭に ーー の付いているのが説明で、付いていないのがプログラムの行です。


ウィンドウ1を表示する

ーー下ノプログラム、つまりウィンドウを作成して表示させる手順の全体を、

ーーここで指定します。


待機する

ーー作成したウィンドウを表示した後、何らかの手順

ーー(たとえば ボタンを押す)が行なわれるのを待っている状態です。


ウィンドウ1とは

ーーウィンドウ1の「種類」を、ここで定義します。


ウィンドウを継承する

ーー「ウィンドウ」というオブジェクトが持っている手順や設定を、

ーーそのままここで使うことを示しています。


はじめの手順

初期化する

終わり

ーーこの手順の集まりの中で、最初に行なわれる手順が何かを指定しています。

ーーそれが、この下の「(ウィンドウの)初期化」の手順です。

ーー「初期化」というのは、ウィンドウの初期設定と思って下さい。


初期化する手順

//この手順は自動生成されたものです。編集しないでください

ーーこの行は、デザイナでウィンドウを作成すると、自動的に挿入されます。

ーー特に気にする必要はありません。


この内部領域大きさを{292、271}に変える

ーーウィンドウの大きさを指定しています。

ーー最初の 292 がウィンドウの幅、次の 271 がウィンドウの高さで、

ーー単位はピクセルです。

ーー必要に応じて、幅と高さの数値を変更することが出来ます。


この内容を「ウィンドウ1」に変える

ーー「内容」というのは、ウィンドウのタイトルです。

ーーウィンドウの一番上にある「タイトルバー」に、

ーーここで指定した文字列が表示されます。

ーーPC-Talkerでは、Ctrlキー+Altキー+(数字の)1 を押すと、

ーーこの内容を読みます。


ーー実際にプログラムを作る時は、ここにボタンやテキストなどの

ーー部品を配置していきます。


終わり

ーーウィンドウの初期化、つまり作成がここまでで終わり、という意味です。


終わり

ーーこの、もう一つの「終わり」は、このウィンドウを使って行なわれる手順が、

ーーここで全て終わり、ということを示しています。


●参考:ウィンドウ 

http://rdr.utopiat.net/docs/reference/core/window.htm


また、リファレンスは、デザイナのヘルプメニュー → リファレンスからも読むことが出来ます。こちらは、一般的なヘルプ画面になっています。


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