メニュー その他 (その1)

 Altキーで開くプルダウンメニューです。音声ユーザーには、おなじみの部品で、ほとんどの視覚障害者向けのソフトには、このメニューが付いています。

プロデルで作るメニューには、二つ注意すべき点があります。


①日本語入力モードにすると、アクセスキーが使えなくなる。

アクセスキーとは、Alt F O のように、Altキーでメニューバーにフォーカスを移動し、F でファイルメニューを選択、O で開くメニュー項目を実行、という操作です。

半角モードでは問題ないのですが、日本語入力モードに切り替えると、この操作が出来なくなります。これは、プロデルの仕様のようです。


②システムメニューの項目が無くなる。

一般のソフトでは、ヘルプメニューなどから右矢印キーを押すと、システムメニューに移動しますが、プロデルでメニューを作成すると、システムメニューの項目が無くなります。

Alt+Spaceを押せばシステムメニューは開くのですが、メニューバーにシステムメニューを表示させたい場合は、自分で作成する必要があります。


※メニュー → ツール → 設定 → オプション設定を実行すると、設定ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスの目的は、オプション=ラジオボタンとチェックボックスの説明のためのものなので、内容は設定とは関係ないものになっています。

設定については、設定ファイルの説明が必要なため、別の所で合わせて説明します。


■プログラムの例


──────────────────────────────

ウィンドウ1を表示する

待機する


ウィンドウ1とは

ウィンドウを継承する


はじめの手順

初期化する

終わり


初期化する手順

この内部領域大きさを{392、343}に変える

この内容を「ウィンドウ1」に変える


テキスト領域1というテキスト領域を作る

その位置と大きさを{0,30,392,343}に変える

そのドッキング方向を「全体」に変える


メニュー1というメニューを作る

その位置と大きさを{0、0、392、24}に変える

その内容を「メニュー1」に変える


ファイルメニューというメニュー項目をメニュー1へ追加する

その内容を「ファイル(&F)」に変える


開く項目というメニュー項目をメニュー1のファイルメニューへ追加する

その内容を「開く(&O)」に変える

そのショートカットを「Control+O」に変える

そのクリックされた時の手順は、ファイルを開く


閉じる項目というメニュー項目をメニュー1のファイルメニューへ追加する

その内容を「閉じる(&C)」に変える

そのクリックされた時の手順は、閉じる


ツールメニューというメニュー項目をメニュー1へ追加する

その内容を「ツール(&T)」に変える


設定項目というメニュー項目をメニュー1のツールメニューへ追加する

その内容を「設定(&S)」に変える

オプション項目というメニュー項目をメニュー1のツールメニューの設定項目へ追加する

その内容を「オプション設定(&O)」に変える

そのクリックされた時の手順は、オプション


終わり


ーーファイルを開く

ファイルを開く手順

開く画面のフォルダ名を[マイドキュメント]に変える

開く画面のフィルタを、「テキストファイル|*.txt;*.rdr|すべてのファイル|*.*」に変える

開く画面を表示する

もし開く画面のキャンセルなら、手順から抜ける

ファイル名は、開く画面のファイル名

内容は、ファイル名から読み込んだもの

ファイル内容は、[正規表現:内容を「\n」から「[改行]」へ置換したもの]

テキスト領域1の内容を、ファイル内容に変える


終わり


ーー閉じる

閉じる手順

ウィンドウ1を閉じる

終わり


ーーオプション

オプションの手順

設定ウィンドウを表示する

終わり


終わり


ーー設定ウィンドウ

設定ウィンドウとは

ウィンドウを継承する


はじめの手順

初期化する

終わり


初期化する手順

この内部領域大きさを{237、213}に変える

この内容を「オプション設定」に変える


ラベル1というラベルを作る

その内容を「盛りの選択」に変える

その位置と大きさを{20,20,39,12}に変える


オプション1というオプションを作る

その内容を「並盛り」に変える

その位置と大きさを{27、46、64、24}に変える

その状態を○に変える


オプション2というオプションを作る

その内容を「大盛り」に変える

その位置と大きさを{121、46、64、24}に変える


チェックボックス1というチェックボックスを作る

その内容を「つゆだく」に変える

その位置と大きさを{27、85、104、24}に変える


ボタン1というボタンを作る

その内容を「OK」に変える

その位置と大きさを{36、166、75、23}に変える


ラベル2というラベルを作る

その内容を「注文」に変える

その位置と大きさを{27、125、39、12}に変える


テキスト1というテキストを作る

その位置と大きさを{61、122、153、19}に変える


ボタン2というボタンを作る

その内容を「キャンセル」に変える

その位置と大きさを{117、166、75、23}に変える


終わり


ボタン1がクリックされた時の手順

もし、オプション1の状態が○なら

盛りは、「並盛り」

他でもし、オプション2の状態が○なら

盛りは、「大盛り」

もし終わり

もし、チェックボックス1のチェックが○なら

つゆは、「 つゆだく」

でないなら

つゆは、「」

もし終わり

テキスト1の内容を、「[盛り] [つゆ]」に変える

テキスト1にフォーカスする

終わり


ーー閉じる

ボタン2がクリックされた時の手順

設定ウィンドウを閉じる

終わり


終わり

──────────────────────────────


■参考


リファレンス > 基本ウィンドウ部品 > メニュー 

http://rdr.utopiat.net/docs/reference/core/menu.htm


リファレンス > 基本ウィンドウ部品 > メニュー項目 

http://rdr.utopiat.net/docs/reference/core/menuitem.htm


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