変数を使う その2

        ■変化する変数 Part 1

メッセージは、「おはよう」

と書くと、「メッセージ」の中身の情報は「おはよう」に固定されますが、これをその時の状況やユーザーの操作に合わせて変化させることも出来ます。と言うか、むしろそのためにあるのが変数と言った方がいいかもしれません。

たとえば、いろいろなソフトやホームページなどで、パスワードを入力させるようなプログラムがあります。
これはまだ先の話になるのですが、ウィンドウを作って、その中にパスワードを入力するためのテキストボックスを配置したとします。
仮に、パスワードを入力するボックスの名前を「パスワード欄」という名前にします。すると、パスワード欄にユーザーが入力したパスワードを表すプログラムは次のようになります。

パスワードは、パスワード欄の内容
パスワードを表示する

パスワードは、ユーザー一人に一つが原則ですから、ユーザーが10人いれば、10通りのパスワードが存在します。当然、ユーザーごとに、パスワード欄に入力する文字列が変わってきます。それでも、上記のプログラムのように変数を使うことで、その全てに対応することが出来るわけです。

■変化する変数 Part 2

パソコンには時計が付いています。その情報は、通知領域(タスクトレイ)に表示されているほか、PC-Talkerのコマンドでも取得することが出来ます。
日付や時刻は、文字通り 刻々と変化しています。その日時の情報を変数に格納して表示することが出来ます。
説明の前に、とりあえず下ノプログラムをデザイナに書いて実行してみて下さい。現在の日付と時刻が、ダイアログボックスで表示されるはずです。

値は、今日
値の日付を表示する
値の時刻を表示する

このプログラムでは、「値」が変数名です。そこに入っている情報は「今日」となっています。この「今日」というのは、プロデルで現在の日時を取得するためのおまじない(のようなもの)です。

つまり、「値」という変数の中に、現在=リアルタイムの日時という情報が入っていることになります。
そして、続く 2行目 3行目のプログラムによって、「値」という変数の箱に格納された情報を取得しています。

値の日付を表示する … (現在の日時の)日付を表示する
値の時刻を表示する … (現在の日時の)時刻を表示する

変数については、文章で説明されたものを読むよりも、実際にプログラムを作り 動かしていく過程で、だんだん どういうものか、どう使うのかということがわかってくると思いますので、説明はこの辺で。

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