選択リスト

 ■選択リスト


選択リストは、「ドロップダウンリスト」と呼ばれています。

あらかじめ、いくつかの選択肢を設定しておいて、その中からユーザーに選択してもらうリストで、キーボードでは、上下矢印キーで選択します。PC-Talkerでは「コンボボックス」とガイドされます。


一般ユーザー向けの解説では、○○のボックスの右にある ▼ をクリックすると、××の一覧が開くので……というように書かれています。


この部品は、さまざまなアプリケーションや設定ダイアログで使われていますので、皆さんもおなじみだと思います。

なお、マウスで ▼ をクリックすると、リストの一覧が、下に向かって開きますが、キーボードで操作する場合は、一覧は開かず、ボックスの中の内容が変化して表示されます。


■プログラムの例


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ウィンドウ1を表示する

待機する


ウィンドウ1とは

ウィンドウを継承する


はじめの手順

初期化する

終わり


初期化する手順

ーーこの手順は自動生成されたものです。編集しないでください

この内部領域大きさを{179、127}に変える

この内容を「ウィンドウ1」に変える


選択リスト1という選択リストを作る

その位置と大きさを{26、30、121、20}に変える

その一覧を{「札幌」、「東京」、「名古屋」、「大阪」、「福岡」}に変える


テキスト1というテキストを作る

その位置と大きさを{26、80、121、19}に変える


終わり


選択リスト1が選択された時の手順

テキスト1の内容を、選択リスト1の内容に変える

終わり


終わり

──────────────────────────────


■プログラムの説明


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選択リスト1という選択リストを作る

ーー選択リスト1 という名前の選択リストを作成します。

ーーリストの名前は、任意の名前をつけることが出来ます。


その位置と大きさを{26、30、121、20}に変える

ーーリストの位置と大きさを指定しています。

ーー表示する項目の文字数などに合わせて幅を変えることが出来ます。

ーー高さも変えることが出来ますが、普通はそのままで。


その一覧を{「札幌」、「東京」、「名古屋」、「大阪」、「福岡」}に変える

ーーリストの選択肢を、ここで指定します。

ーー指定する時は、選択肢を配列の形で記述します。


テキスト1というテキストを作る

その位置と大きさを{26、80、121、19}に変える


終わり


選択リスト1が選択された時の手順

ーー選択は、マウスならシングルクリック、

ーーキーボードでは、上下矢印キーを動かした時です。

ーー上下矢印キーを動かして、ある項目が選択されると、その内容が表示され、

ーー音声ガイドされます。この段階で、選択された状態になります。


テキスト1の内容を、選択リスト1の内容に変える

ーー選択リストで選択された項目(内容)を、テキストに表示します。

ーーTabキーでテキストに移動して確認してみて下さい。


終わり


終わり

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■最初にリストの項目を表示させる


上のプログラムの例では、はじめは選択リストには何も項目が表示されていません。最初からリストに項目を表示させておきたい場合は、リストの一覧から、表示させたい項目の番号を指定します。この指定は、ウィンドウの初期化の手順の中ではなく、初期化が終わった後の手順の中に、次のように記述します。


────────────────

はじめの手順

初期化する

選択リスト1の番号を1に変える

終わり

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こうすると、選択リストに、1番目の項目「札幌」が表示された状態で ウィンドウが開きます。


■参考


リファレンス > 基本ウィンドウ部品 > 選択リスト 

http://rdr.utopiat.net/docs/reference/core/control/combobox.htm


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